道頓堀御前町(読み)どうとんぼりおまえまち

日本歴史地名大系 「道頓堀御前町」の解説

道頓堀御前町
どうとんぼりおまえまち

[現在地名]南区笠屋かさや

単に御前町ともいう。南笠屋みなみかさや町の南にあり、三休橋さんきゆうばし筋の両側町。北は八幡はちまん筋、南は三津寺みつてら筋より半町南まで。町名は延宝七年(一六七九)からで、水帳(大阪商業大学蔵)の同年奥書写に「右裏御前町は四筋に分レ、一町にてしまり悪敷御座候に付、北之町塗師屋町之家十九軒、同じ通の家七軒、合二十六軒裏御前町に成」とある。明暦元年(一六五五)当時は道頓堀裏どうとんぼりうら町といい、道頓堀宗右衛門どうとんぼりそうえもん町と背中合せとなっている三津寺筋側の片側分で、東から中橋なかばし(新町筋)・三休橋筋・丼池どぶいけ(畳屋町筋)心斎橋しんさいばし(木挽町筋)までで、東西に非常に長い町であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android