達磨歌(読み)ダルマウタ

デジタル大辞泉 「達磨歌」の意味・読み・例文・類語

だるま‐うた【達磨歌】

禅問答のように、わけのわからない歌のこと。特に藤原定家らの新傾向歌風をあざけっていった呼称

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精選版 日本国語大辞典 「達磨歌」の意味・読み・例文・類語

だるま‐うた【達磨歌】

  1. 〘 名詞 〙 ( 禅が難解なところから ) 歌学歌論で、意味のわかりにくい歌。藤原定家らを中心とした象徴的幽玄の新風一般をそしった呼称。達磨宗
    1. [初出の実例]「称新儀非拠達磨歌、為天下貴賤悪」(出典:拾遺愚草員外(1240頃))

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