デジタル大辞泉 「違え」の意味・読み・例文・類語 たがえ〔たがへ〕【▽違え】 1 たがえること。ちがえること。2 「方違かたたがえ」に同じ。「―こそはせましか」〈かげろふ・下〉 ちがえ〔ちがへ〕【違え】 違えること。交差させること。「筋違え」 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「違え」の意味・読み・例文・類語 ちがえちがへ【違・交】 〘 名詞 〙 ( 動詞「ちがえる(違)」の連用形の名詞化 )① 交差させること。[初出の実例]「先此木をおろひてしあんをせう、よからうまつおろさしめ、〈はじめ持たもの、よこにをろす、二番目に持た者、其上にちがへにおく〉」(出典:虎明本狂言・三本柱(室町末‐近世初))② 鹿が狩人に出会った時、狩人の方に向いて前脚を交差させて、突き立てる動作。[初出の実例]「あらちをのかるやの先に立つ鹿もちがへをすれば違ふとぞ聞く」(出典:袋草紙(1157‐59頃)上)③ =ちがい(違)③[初出の実例]「お前は大変の違へをするので困る」(出典:落語・二十四孝(1891)〈三代目春風亭柳枝〉) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例