デジタル大辞泉
「違い」の意味・読み・例文・類語
たがい〔たがひ〕【▽違い】
ちがっていること。合っていないこと。相違。「評判に違いはない」
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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ちがいちがひ【違・交】
- 〘 名詞 〙 ( 動詞「ちがう(違)」の連用形の名詞化 ) ちがうこと。また、その度合。たがい。
- ① 交差すること。ちがえ。
- [初出の実例]「何とぞ無事に取寄て、互ちんちんちがひの手枕に、裟婆と冥途の寐物語」(出典:談義本・根無草(1763‐69)前)
- ② 比較してみてのへだたり。相違。差。
- (イ) 二つ以上のものについて、互いのへだたり。また、その度合。ひらき。
- [初出の実例]「おそろしき心とおもしろきとは、黒白のちがひ也」(出典:風姿花伝(1400‐02頃)二)
- 「三つ違ひの十九だ」(出典:一兵卒の銃殺(1917)〈田山花袋〉六)
- (ロ) 他のことや一般に比較してのへだたり。かけはなれた特徴、特色など。
- [初出の実例]「差(チガ)ひのあるのは服飾(みなり)」(出典:浮雲(1887‐89)〈二葉亭四迷〉一)
- ③ 理解や判断、行動などの誤り。まちがい。ちがえ。
- (イ) 正しくないこと。考えちがいなど。
- [初出の実例]「素盞に滄海をゆづると云がちがいぞ」(出典:日本書紀兼倶抄(1481)下)
- (ロ) 見込みがはずれること。予想に反すること。
- [初出の実例]「夜に入ると荒れ出して不知火が燃ゆるゆゑ、雑魚一尾かかりはせず、漁夫仲間は大きな違(チガ)ひ」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)七幕)
- (ハ) 考えや行動を誤ること。失敗。しくじり。
- [初出の実例]「元春・隆景ちかひの事候共、隆元ひとへにひとへに以二親気一毎度かんにんあるへく候」(出典:毛利家文書‐(弘治三年)(1557)一一月二五日・毛利元就書状)
- ④ すれ違いざまに人の懐中物をすり取ることをいう、すり仲間の隠語。〔江戸繁昌記(1832‐36)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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