違算(読み)イサン

デジタル大辞泉 「違算」の意味・読み・例文・類語

い‐さん〔ヰ‐〕【違算】

計算ちがい。
計画の立てそこない。見込みちがい。
「大きな失望ととんでもない―を生ずる心配が少ない」〈寅彦案内者

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「違算」の意味・読み・例文・類語

い‐さんヰ‥【違算】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 計算が正しいものと相違すること。計算ちがい。勘定(かんじょう)ちがい。
    1. [初出の実例]「歳出入の比較表に少し違算(ヰサン)があった様じゃ」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉下)
  3. 計画が見込みのものと相違すること。みつもりのちがうこと。見当ちがい。
    1. [初出の実例]「斯ういふ心得に万(ばん)違算のある筈はないと初手から極めて掛かって」(出典:明暗(1916)〈夏目漱石〉一三四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android