遠藤彦造(読み)エンドウ ヒコゾウ

20世紀日本人名事典 「遠藤彦造」の解説

遠藤 彦造
エンドウ ヒコゾウ

大正・昭和期の金属工学者 東北大学名誉教授



生年
明治29(1896)年3月

没年
昭和30(1955)年8月26日

出生地
東京

学歴〔年〕
東京帝大理学部化学科〔大正10年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和15年〕

経歴
大正10年6月東北帝国大学講師、同理学部鉄鋼研究所兼務。12年助教授、昭和14年教授、同大金属材料研究所兼務。28年3月退官し、名誉教授となった。冶金学者として金属材料の腐食防食について研究、腐食試験機を発明特殊鋼の発展に貢献するとともに、不銹鋼耐食性可鍛性に関する研究で学界、工業界に大きく寄与した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「遠藤彦造」の解説

遠藤彦造 えんどう-ひこぞう

1896-1955 大正-昭和時代の金属工学者。
明治29年3月29日生まれ。昭和9年東北帝大教授,のち同大金属材料研究所兼務となる。金属材料の腐食防食の研究をおこなった。腐食試験機も発明。昭和30年8月26日死去。59歳。東京出身。東京帝大卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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