20世紀日本人名事典 「遠藤隆次」の解説
遠藤 隆次
エンドウ リュウジ
大正・昭和期の古生物学者 元・埼玉大学学長。
- 生年
- 明治25(1892)年2月28日
- 没年
- 昭和44(1969)年4月1日
- 出生地
- 福島県
- 学歴〔年〕
- 東北帝大地質学古生物学科〔大正13年〕卒
- 学位〔年〕
- 理学博士〔昭和8年〕
- 経歴
- 大正13年満鉄に入り、奉天の満州教育専門学校教授となり、満州の地質、古生物を研究。昭和4年アメリカ留学、ワシントンの国立博物館で古生代の化石の研究を行い、8年その研究で理学博士。13年満州国政府に転じ、新京の中央博物館設立に当たった。21年中華民国東北大学教授を務め、23年帰国、アメリカの地質調査所分室に勤めたが、24年埼玉大学教授となり、28年理学部長、29年学長に就任。35年退官、東京家政大学教授となった。34年学術会議第5期会員。戦後は古生代の石灰藻研究を続けた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報