遣い払い(読み)ツカイバライ

デジタル大辞泉 「遣い払い」の意味・読み・例文・類語

つかい‐ばらい〔つかひばらひ〕【遣い払い】

支払い。
「年々の―にて」〈福沢文明論之概略

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精選版 日本国語大辞典 「遣い払い」の意味・読み・例文・類語

つかい‐ばらいつかひばらひ【使払・遣払】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 金銭を払うこと。支払い。
    1. [初出の実例]「右之通御収納金有候処、左之通遣払有之候」(出典:日本財政経済史料‐一〇・属島・蝦夷地・文化二年(1805))
  3. 自分利益のために利用すること。口実にすること。
    1. [初出の実例]「コハ能き遣ひ払ひの中宿出来しと」(出典:洒落本・青楼女庭訓(1823)夏)

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