遣り損ずる(読み)ヤリソンズル

デジタル大辞泉 「遣り損ずる」の意味・読み・例文・類語

やり‐そん・ずる【遣り損ずる】

[動サ変][文]やりそん・ず[サ変]
やりそこなう。しそんじる。失敗する。「仕事を―・ずる」
乗り物を扱いそこなう。
大臣殿おほいとのの御牛飼は…車―・じてられにける次郎丸が弟、三郎丸なり」〈平家一一

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「遣り損ずる」の意味・読み・例文・類語

やり‐そん・ずる【遣損】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]やりそん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙
  2. 車などを扱いそこなう。進めそこなう。
    1. [初出の実例]「木曾が院参の時、車やりそんじてきられにける次郎丸がおとと、三郎丸なり」(出典:平家物語(13C前)一一)
  3. やりそこなう(遣損)
    1. [初出の実例]「やり損(ソン)ずれば世の物笑ひ」(出典露団々(1889)〈幸田露伴〉六)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む