物笑い(読み)モノワライ

デジタル大辞泉 「物笑い」の意味・読み・例文・類語

もの‐わらい〔‐わらひ〕【物笑い】

人の言動などをあざけり笑うこと。あるいは、あざけり笑われること。また、その対象。「物笑いの種にされる」「世間物笑いになる」
笑うこと。何かにつけてよく笑うこと。
「―などすまじく、過ぐしつつ」〈少女
[類語]笑い冷笑嘲笑嗤笑自嘲

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「物笑い」の意味・読み・例文・類語

もの‐わらい‥わらひ【物笑】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物事を笑うこと。何かにつけてよく笑うこと。
    1. [初出の実例]「蔵人の少将ははなばなと物わらひする人にて、笑ひ給ふ事限りなし」(出典:落窪物語(10C後)二)
  3. あざけり笑うこと。また、あざけり笑われること。あるいは、そのような行為や、その対象。わらいぐさ。
    1. [初出の実例]「大方振舞とふるまふ事、云と云言は、京中上下の物咲(モノワラヒ)なり」(出典源平盛衰記(14C前)三三)

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