避け(読み)ヨケ

デジタル大辞泉 「避け」の意味・読み・例文・類語

よけ【避け/除け】

よけること。特に、害をさけるためのまじない。また、そのためのもの。「雨―」「魔―」「厄―」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「避け」の意味・読み・例文・類語

よけ【避・除】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「よける(避)」の連用形名詞化 ) よけること。特に、危難をさけるためのまじない。また、そのためのもの。「魔よけ」「厄よけ」「風よけ」「霜よけ」「泥よけ」など。
    1. [初出の実例]「よけが七両弐歩いるとてるひいい」(出典:雑俳・柳多留‐二一(1786))
    2. 「何卒お粂がつつがなく家内へ帰る様になる除(ヨケ)を、して呉よと降巫(いちこ)に頼み」(出典人情本・春色梅美婦禰(1841‐42頃)四)

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