還納(読み)カンノウ

デジタル大辞泉 「還納」の意味・読み・例文・類語

かん‐のう〔クワンナフ〕【還納】

一度手に入れたものを、もとのところに戻すこと。
品位(=宮号)を―せんとす、朝廷ゆるさず」〈岡部啓五郎・開化評林〉

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関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「還納」の意味・読み・例文・類語

かん‐のうクヮンナフ【還納】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度受け取ったものを、もとへもどすこと。もとへおさめること。
    1. [初出の実例]「黒雲一叢(ひとむら)舞下り、唐人を捲上(まきあ)ぐれば、里の色風吹き添へて、虚空(こくう)に還納(カンノフ)なされける」(出典:歌謡・新曲糸の節(1757)端歌・どうらく)
  3. 医学で、はみ出した内臓正常位置にもどすこと。

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