郡家浦(読み)ぐんげうら

日本歴史地名大系 「郡家浦」の解説

郡家浦
ぐんげうら

[現在地名]一宮町郡家

郡家浜ぐんげはま村の南西部、郡家川河口部から北にある浦方の地区。郷帳類では郡家浜村のうちに含まれる。反別戸数取調書には郡家浜村とは別に郡家浦がみえ無高。家数九三・人数四九二。延宝(一六七三―八一)の加子役は二七人役で銀五四〇匁。近世後期これをもとに割増賦課が続き銀七一六匁余を負担。また肴運上として銀二八〇匁、鰯運上として銀六一二匁、江井えい浦・尾崎おさき村までの諸物積出運上銀二貫五〇〇匁を負担した。文化四年(一八〇七)の棟附人数改帳(「群華」所収文書)では家数・人数・加子役負担とも反別戸数取調書と同じ。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android