郡山横穴古墳群(読み)こおりやまよこあなこふんぐん

日本歴史地名大系 「郡山横穴古墳群」の解説

郡山横穴古墳群
こおりやまよこあなこふんぐん

[現在地名]白石市郡山 穴前

東北本線白石駅の東北約二キロ、白石盆地東方山塊から突出する山陵の一支脈中にある。山地南面に一部露呈した凝灰岩断崖面に数段に蜂巣状に開口している。蝦夷穴えぞあなともいう。「封内風土記」に穴数五二、土人よんで蝦夷穴といい、蝦夷の居所と説明している。「郡山村安永風土記」では六四穴とし、やはり蝦夷穴と称していると伝える。現在まで発掘調査はない。古くから開口していたようで、現在も六十数基確認されている。古墳内部の崩落・変形も多い。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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