日本歴史地名大系 「郷六村」の解説 郷六村ごうろくむら 宮城県:宮城郡宮城町郷六村[現在地名]宮城町郷六現宮城町の東南端、青葉(あおば)山裏山の西と蕃(ばん)山(三七三メートル)東方の谷間に位置する。中央を作並(さくなみ)街道が通り、平行して広瀬川が貫流。同川は村の東端で丘陵に遮断されて険しい峡谷をなし、曲折して仙台城下に流入する。享保年間(一七一六―三六)佐久間洞巌の選した平姓国分系図(「宮城県史」所収)によれば、千葉介常胤の五男胤通(国分氏の祖)が文治五年(一一八九)奥州合戦の功により宮城郡国分(こくぶ)庄を賜って郷六に居たが、のちに千代(せんだい)城(現仙台市)に移ったという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報