ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「配偶子形成」の意味・わかりやすい解説 配偶子形成はいぐうしけいせいgametogenesis 精子や卵などの生殖細胞 (配偶子) がつくられる過程。動物細胞では一般に,配偶子をつくる細胞は発生段階の初期に他の細胞から分かれ,精巣や卵巣等の生殖器官内で減数分裂を行なう。ヒトなどの動物では,精子をつくる細胞は動物の寿命近くまで分裂を続けるが,卵をつくる細胞は,動物の一生のごく早い時期に分裂を完了し,その後卵そのものの数は増えない。卵が形成されるときは,その周りにたくさんの細胞が取り巻き,卵に蓄える栄養や受精後胚発生を行なうときに,必要な情報となる物質を供給する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by