酒のかみ(読み)さけのかみ

精選版 日本国語大辞典 「酒のかみ」の意味・読み・例文・類語

さけ【酒】 の かみ

① (造酒正) 令制で、宮内省被官である造酒司(さけのつかさ)長官。正六位上相当。酒・酢などを醸すことをつかさどる。
古今著聞集(1254)三「番長には造酒正信久をなされたりけり
② (尚酒) 後宮十二司一つである酒司(さけのつかさ)の長官。男子の司である造酒司(さけのつかさ)へ行って酒を醸すことをつかさどった。〔令義解(718)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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