酒のつかさ(読み)さけのつかさ

精選版 日本国語大辞典 「酒のつかさ」の意味・読み・例文・類語

さけ【酒】 の つかさ

  1. ( 造酒司 ) 令制で、宮内省に属し、酒や酢などを醸造し、節会などの献酬などをつかさどる役所。正・佑・令史各一人および酒部六〇人などの職員を置く。酒戸が付属する。みきのつかさ。
    1. [初出の実例]「造酒司 正一人。〈掌酒醴酢事〉」(出典令義解(718)職員)
  2. ( 酒司 ) 令制で、後宮十二司の一つ。尚酒(さけのかみ)一人、典酒(さけのすけ)二人があり、男子の司である造酒司(さけのつかさ)に行って供御の酒を醸すことをつかさどった。
    1. [初出の実例]「酒司 尚酒一人。〈掌酒之事〉 典酒二人。〈掌同尚酒〉」(出典:令義解(718)後宮職員)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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