酒井忠行(読み)さかい ただゆき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「酒井忠行」の解説

酒井忠行 さかい-ただゆき

1599-1636 江戸時代前期の大名
慶長4年生まれ。酒井忠世(ただよ)の長男大坂の陣で軍功をたて,のち老中職をつとめる。上野(こうずけ)(群馬県)板鼻藩主をへて,寛永13年厩橋(うまやばし)(前橋)藩主酒井家3代(15万2500石余)となった。寛永13年11月17日死去。38歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の酒井忠行の言及

【板鼻】より

…上野国(群馬県)碓氷郡,中山道の宿場町。徳川家康の関東入部以後,里見義成の陣屋が置かれ,1591年(天正19)から1613年(慶長18)まで同氏の支配を受けた。25年(寛永2)から前橋藩主酒井忠世の子忠行の部屋住料となり,宿内に本陣が置かれたという。忠行の本藩就封後も板鼻付近は前橋領として残されたが,1749年(寛延2)酒井氏の姫路転封後は幕府領に組み込まれた。1852年(嘉永5)の宿高1298石余,宿並東西10町30間(1140m),家数347,人数1549,伝馬役家183軒半,本陣1,脇本陣1,問屋2,助郷28ヵ村。…

※「酒井忠行」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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