20世紀日本人名事典 「酒井美意子」の解説
酒井 美意子
サカイ ミイコ
- 生年
- 大正15(1926)年2月18日
- 没年
- 平成11(1999)年10月5日
- 出生地
- 東京
- 旧姓(旧名)
- 前田
- 学歴〔年〕
- 女子学習院〔昭和18年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 殊勲婦人賞(中央公論社)〔昭和41年〕
- 経歴
- 加賀百万石の家柄を継ぐ前田利為侯爵の長女として生まれ、幼少時をロンドンで過ごし、召使い136人、1万3千坪の邸宅で“大名のお姫さま”として育った。学習院では照宮成子内親王と同じクラス。戦時中は外務省政務秘書館室に勤務。昭和20年元伯爵・酒井忠元と結婚。終戦直後は苦労したというが、エチケットの本などで文筆、評論活動に入る。34年東京YWCA講師として「エチケット」の授業を担当。49年ハクビ総合学院学長に就任。52年百合姿きもの学院学長、53年京都きもの学院学長を兼任。随筆、小説も手がけ、自分史「ある華族の昭和史」はベストセラーになり、NHKテレビでドラマ化放映された。その他、「おヨメに行くとき読む本」「マナー小事典」著書多数。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報