酒海(読み)シュカイ

デジタル大辞泉 「酒海」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かい【酒海】

昔の、酒を入れる容器
大筒―据ゑ並べ、謡、酒盛り、舞あそび」〈虎明狂・鎧〉
元旦に、西本願寺法主が宗祖親鸞しんらんの像の前に酒肴しゅこうを供える儀式東本願寺では御献杯という。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酒海」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐かい【酒海】

〘名〙
① むかし、酒を入れるのに用いた容器。
延喜式(927)一七「朱漆器〈略〉酒海一合〈受一斗五升〉料。漆一升六合。朱沙六両」
東寺百合文書‐を・宝徳三年(1451)一〇月七日・上久世庄華蔵庵雑具以下目録「しゆかい ちやわんのもの」
② 酒の海。大量の酒のたとえにいう。〔白居易‐就花枝詩〕

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