日本歴史地名大系 「酒田村」の解説 酒田村さかたむら 福島県:双葉郡浪江町酒田村[現在地名]浪江町酒田室原(むろはら)川下流左岸にあり、南対岸は川添(かわぞえ)村・権現堂(ごんげんどう)村、東は西台(にしだい)村。坂田とも記される。建武三年(一三三六)三月二八日の相馬光胤軍忠状(相馬文書)によれば、同月二七日相馬光胤が標葉氏を請戸(うけど)に攻めたとき酒田孫五郎が武石左衛門五郎胤通に討取られており、地名を姓とする標葉氏一統の武士と思われる。正保郷帳では田方二三四石余・畑方八七石余。元禄郷帳では高二九五石余。寛永一六年(一六三九)の高四八八石余、明暦二年(一六五六)の高四〇二石余(奥相志)。天明三年(一七八三)の家数二六、嘉永元年(一八四八)の家数三〇(検地石高収納戸口等調)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by