酔象(読み)スイゾウ

デジタル大辞泉 「酔象」の意味・読み・例文・類語

すい‐ぞう〔‐ザウ〕【酔象】

酒に酔った象。転じて、凶暴なもの。
中将棋などで用いられる駒の一。成ると「太子たいし」と称して王将同格になる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「酔象」の意味・読み・例文・類語

すい‐ぞう ‥ザウ【酔象】

〘名〙
① 酒に酔った象。転じて、狂暴なもののたとえにいう。
今昔(1120頃か)四「酔象、此を見て忽に迯去ぬ」 〔梁簡文帝‐八関斉制序〕
仏語悪心のたとえ。
※廬山寺文書‐天祿元年(970)一〇月一六日・天台座主良源起請「傷害任意、不彼屠児、暴悪遍身猶同於酔象」 〔北本涅槃経‐二五

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android