ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「酸素製鋼」の意味・わかりやすい解説 酸素製鋼さんそせいこうsteel making by oxygen blowing 酸素を混ぜた富酸素空気または純酸素を用いて酸化吹錬する製鋼法。平炉,転炉,アーク炉のどの場合でも用いられる。製鋼時間が短縮され鋼滓量は少くてすみ,また鋼中の水素が除去されるなどの効果がある。純酸素製造が安価になった現在は大きな製鋼工場はほとんど酸素工場を併設しており,純酸素による LD転炉法が製鋼の主流になっている。酸素製鋼の操業はすべて塩基性操業である (→製鋼 ) 。なお高炉でも富酸素空気を送る製銑が進んでいる。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by