日本歴史地名大系 「醍醐町」の解説 醍醐町だいごちよう 京都市:下京区尚徳学区醍醐町下京区五条通室町東入五条通北側で、東は烏丸(からすま)通より西は室町(むろまち)通までの片側町。平安京の条坊では、左京六条三坊三保一四町西北隅と四保一〇町南側、及び三保一一町北側、平安中期以降は六条坊門烏丸小路の西にあたる。平安時代、当町全域は北院(きたのいん)の地にあたっていた(拾芥抄)。「中右記」天永二年(一一一一)正月六日条には、「暁烏丸六条坊門辺小屋焼亡、依六条殿近、人々参之由、今朝所伝聞也」と火事の記事があるが、この火元の小屋がある「烏丸六条坊門辺」は当町東側にあたる。寛永一四年(一六三七)洛中絵図に「だいご丁」とあり、近世を通じて変わらない。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by