醒世恒言(読み)せいせいこうげん(その他表記)Xing-shi-heng-yan

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「醒世恒言」の意味・わかりやすい解説

醒世恒言
せいせいこうげん
Xing-shi-heng-yan

中国,明の口語章回小説集。馮夢龍 (ふうむりょう) の編。 40巻。天啓7 (1627) 年刊。馮夢龍が家に蔵していた話本 (わほん) ,擬話本のテキスト校訂増補し,各巻1編,計 40編をまとめて出版したもの。同じ過程で相次いで出版された『喩世明言』『警世通言』とともに「三言」と呼ばれ,また凌濛初 (りょうもうしょ) の編著に成る「二拍」と合せて「三言二拍」と総称される。

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世界大百科事典(旧版)内の醒世恒言の言及

【三言二拍】より

…中国,明代末期(17世紀前半)に出版された五つの口語体短編小説集の総称。すなわち馮夢竜(ふうぼうりゆう)編の《喩世明言》(原題は《古今小説》),《警世通言》《醒世恒言》の〈三言〉と,凌濛初(りようもうしよ)編の《初刻拍案驚奇》《二刻拍案驚奇》の〈二拍〉とを言う。各書とも40巻,計200巻。…

※「醒世恒言」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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