里浦村(読み)さとのうらむら

日本歴史地名大系 「里浦村」の解説

里浦村
さとのうらむら

[現在地名]三角町里の浦

東は手場てば村、西は郡浦こおのうら村、南は八代海に面し、富岡とみおか往還が通じる。村の中央に伊田いだ、東に枝折神しおりがみ、南に油免あぶらめん北東三郎田さぶろうだ南東矢房やぶさなどの字地がみえる(郡村誌)。応永一一年(一四〇四)一〇月一〇日の肥後郡浦庄地検帳(阿蘇家文書)に「里浦」とみえ、郡浦庄に属した。慶長国絵図に村名がみえ、近世は郡浦手永に属し、「国誌」には「里ノ浦村」とあり「御船村古場村井田村等ノ小村アリ」と記す。天保八年(一八三七)の郡浦手永略手鑑によると竈数一三五・人数七二五・役男一八七、本方高六二九石九斗余、田一三町七反余・畑一八町余、永荒田六反余、諸開八町九反余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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