里訛(読み)さとなまり

精選版 日本国語大辞典 「里訛」の意味・読み・例文・類語

さと‐なまり【里訛】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙
    1. さとことば(里言葉)
    2. さとことば(里言葉)
      1. [初出の実例]「廓中又家々の別あり。〈略〉ここをもてさとなまりといふ」(出典:洒落本・柳巷訛言(1783)序)
  2. [ 2 ] ( 柳巷訛言 ) 洒落本。一冊。朋誠堂喜三二作・恋川春町画。天明三年(一七八三)刊。五二編の小話からなる。新吉原遊女屋をとり上げ、遊女生活の断片を笑話の形式で描いたもの。体裁とも洒落本・咄本中間に位置し、式亭三馬の「浮世床」の素材の一つとなった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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