重んずる(読み)オモンズル

デジタル大辞泉 「重んずる」の意味・読み・例文・類語

おもん・ずる【重んずる】

[動サ変][文]おもん・ず[サ変]《「おもみする」の音変化》価値のあるものとして重くみる。尊重する。重んじる。「芸術を―・ずる」⇔軽んずる
[類語]尊重重視

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「重んずる」の意味・読み・例文・類語

おもん‐・ずる【重】

  1. 〘 他動詞 サ行変 〙
    [ 文語形 ]おもん・ず 〘 他動詞 サ行変 〙 ( 「おもみす」の変化した語 )
  2. 価値あるものとして大切にし、敬う。尊ぶ。尊重する。
    1. [初出の実例]「但、其の心をのみ重(オモムズ)べし」(出典日本書紀(720)継体元年正月(前田本訓))
  3. 重用する。重要な役目につける。
    1. [初出の実例]「謝玄従兄の朗とをぢの謝安に器用なによってをもんぜられたぞ」(出典:玉塵抄(1563)五二)

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