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重イオン反応 じゅうイオンはんのうheavy ion reaction

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

重イオン反応
じゅうイオンはんのう
heavy ion reaction

重イオン (普通は炭素以上の重い原子のイオンをいう) を入射粒子とする核反応。陽子やα粒子を入射粒子とする核反応では起らない現象がみられる。たとえば,炭素と炭素との反応では2個の原子核が1種の分子状態を経由して進行する現象,重い原子核に重イオンが吸収されて超重核を生じる現象などがみられる。また重イオンにより,大きな角運動量を標的の原子核に与えることができ,高速回転する原子核や大きく変形した核がつくられる。高エネルギー重イオン反応においてはクォークグルーオンのプラズマ状態の発生が予想され研究が進行中である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典内の重イオン反応の言及

【核反応】より

…また,加速器の発達に伴い,重いイオンを高エネルギーに加速することが可能になり,重い原子核どうしの反応が盛んに行われ,原子核物理学のみならず医学を含む他の分野の研究にも役だっている。この種の反応は重イオン反応(重イオン衝突)と呼ばれる。 核反応の起こりやすさ,すなわち起こる確率は断面積cross sectionという量で表される。…

※「重イオン反応」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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