重弁(読み)ジュウベン

デジタル大辞泉 「重弁」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐べん〔ヂユウ‐〕【重弁/重×瓣】

花びらがその種本来の枚数以上に多くなっているもの。雄しべが花びらに変化することが多く、バラなどにみられる。八重咲き。複弁。⇔単弁

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精選版 日本国語大辞典 「重弁」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐べんヂュウ‥【重弁・重瓣】

  1. 〘 名詞 〙 種類によって定まった数以上の花弁をもつ花。雄しべ、雌しべなどが弁化したもの。八重咲き。複弁。
    1. [初出の実例]「さくらの中より、今泰山府君と呼ぶと、虎の尾とよぶは、重辨のみならず、色もふかし」(出典:随筆・胆大小心録(1808)八四)

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