デジタル大辞泉 「重心系」の意味・読み・例文・類語 じゅうしん‐けい〔ヂユウシン‐〕【重心系】 二つの粒子が衝突や散乱をする場合に、両粒子の全運動量(重心運動量)が零となるようにとった座標系。理論的な計算は、実験室系に比べて容易になる。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「重心系」の意味・わかりやすい解説 重心系じゅうしんけいcenter-of-mass system 2粒子の衝突や散乱を記述するとき,2粒子の重心に固定し,重心とともに動く座標系。質量中心系ともいう。2粒子が相互作用だけで動いているとき,重心系は実験室系に対し等速度運動をする。重心系では2粒子の相対運動が直接に記述されるので,理論的計算が容易で,計算結果を実験室系に換算して実験値と比較する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報