重服(読み)ジュウブク

デジタル大辞泉 「重服」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ぶく〔ヂユウ‐〕【重服】

重い服喪。父母の喪。また、その時に着る服。重喪じゅうも。→軽服きょうぶく
御子の儀なれば、―を着させ給ひけり」〈神皇正統記鳥羽

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

精選版 日本国語大辞典 「重服」の意味・読み・例文・類語

じゅう‐ぶくヂュウ‥【重服】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 重い喪。その喪に服すること。また、重い忌服。父母の死の際の忌服。重喪(じゅうも)。⇔軽服(きょうぶく)
    1. [初出の実例]「凡衛士。雖下日。皆不輙卅里外私行〈略〉其上番年。雖重服〈謂。父母喪也〉不下限。〈下番日令服〉」(出典令義解(833)軍防)
  3. 寒さを防ぐため、着物を重ねて着ること。また、その着物。〔日葡辞書(1603‐04)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android