重複腎盂尿管

内科学 第10版 「重複腎盂尿管」の解説

重複腎盂尿管(腎・尿路の先天性異常)

(2)重複腎盂尿管(duplication of the renal pelvis and ureter)
 発生過程で中腎管から2つの尿管芽が分岐すると上腎盂と下腎盂に尿管がおのおの連続し膀胱に開口する重複腎盂尿管となる.頻度は約1%と高く,2本の尿管がおのおの別々に膀胱に開口する完全型と,2本の尿管が膀胱に開口する前に1本になる不完全型がある.上半腎所属尿管は尾側かつ内側に開口し,下半腎所属尿管は頭側かつ外側に開口する(Weigert-Meyer則)(図11-13-6).したがって,異所開口や水腎症は上半腎所属尿管に多く,膀胱尿管逆流現象(vesicoureteral reflux:VUR)は下半所属尿管に多い.尿路感染症や排尿障害などの有症状の場合には,尿路再検術などの手術療法の適応となる.[武藤 智・堀江重郎]

出典 内科学 第10版内科学 第10版について 情報

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