日本歴史地名大系 「野々切村」の解説 野々切村ののきれむら 長崎県:福江市野々切村[現在地名]福江市野々切町本山(もとやま)村の南部、堤(つつみ)村の南にあり、東に鬼(おに)岳がある。その南西は大窄(おおさこ)。江戸時代は福江藩領本山掛に属する。寛永年間(一六二四―四四)京都・大坂方面からの移住者が開拓したとされる。万治二年(一六五九)の惣高積之帳に本山領として野々切村とみえ、正保国絵図の高七三一石余、今高九六一石余。万治年間とされる五島一円惣高帳では高九六一石余、うち蔵入地九七石余・給知八六三石余。ほかに福江藩の重臣大浜主水の知行分のうち高四〇二石余が大浜(おおはま)村・野々切村に置かれていた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報