野原岳(読み)ぬばりだき

日本歴史地名大系 「野原岳」の解説

野原岳
ぬばりだき

宮古島のほぼ中央に位置する。標高は一一〇メートル。地元ではヌバリンミとよび、大嶽うぷだき(大嵩山)ともいう。孤立峰ではなく、北西―南東方向に延びる琉球石灰岩尾根の一部。この尾根は東側が急斜面で、西側は緩斜面になっている。一帯は太平洋戦争中に日本軍によって陣地が構築されて以来、日本復帰前は在日米軍、復帰以降は航空自衛隊が駐屯、現在まで軍事基地として利用され続けている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の野原岳の言及

【上野[村]】より

…西は下地町,北は平良(ひらら)市,東は城辺(ぐすくべ)町に隣接し,南は太平洋を望む。地質は琉球石灰岩からなり,地形は北の野原(のばる)岳(109m)を最高位に南になだらかに傾斜する。野原岳には,宮古列島唯一の軍事施設,航空自衛隊那覇基地の宮古島分屯基地があるほか,眺望がよいため公園として整備されている。…

【宮古島】より

…沖縄県宮古列島の主島。沖縄島(本島)の南西約300kmに位置する。面積158km2。最高点の標高が109m(野原(のばる)岳)の低平な島で,琉球王朝時代に宮古は太平山(たいへいざん)とも呼ばれた。平良(ひらら)市と宮古郡の下地(しもじ)町,城辺(ぐすくべ)町,上野村からなり,人口4万7181(1995)。島の輪郭はほぼ三角形で,南岸と北東岸はおおむね直線状,西岸は大浦湾,漲水(はりみず)湾,与那覇湾が湾入する。…

※「野原岳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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