野口城跡(読み)のぐちじようあと

日本歴史地名大系 「野口城跡」の解説

野口城跡
のぐちじようあと

[現在地名]加古川市野口町野口

山陽道沿いに築かれた平城。城主は永井四郎左衛門尉といわれ(赤松家播備作城記)長井ながい城ともよばれた。志方しかた町の中道子山ちゆうどうしさん城の枝城ともいわれる(「光明寺由緒覚別筆追加」光明寺文書)。天正六年(一五七八)長井氏は織田信長と対立した別所氏に味方したため、四月には羽柴秀吉の攻撃を受け(別所長治記)、四月一二日に開城した(同月一七日「村上頼家・長束新三郎連署書状」清水寺文書)。この時、城攻めに加わった別所重棟は負傷している(同月一七日「丹羽長秀書状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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