野国村(読み)ぬぐんむら

日本歴史地名大系 「野国村」の解説

野国村
ぬぐんむら

[現在地名]嘉手納野国のぐに兼久かねく

嘉手納かでいなー村南方の沖積低地に位置し、北は野国後ぬぐんぬくしの屋取集落、東は西海道(現嘉手納飛行場内)野国ぬぐん川を挟んで野里ぬざとう村、西は東シナ海に面する。万暦五年(一五七七)九月六日の北谷掟宛知行安堵の辞令書(廉姓大宗家家譜)に「のくにのろくもい」とみえる。琉球国高究帳では畠高六七九石余。康熙三三年(一六九四)には訴願により当村は再検地された(翁氏永山家家譜)。雍正一三年(一七三五)重出米の高は野国里主所分畠方四一石余・野国のろくもい分畠方四石余・野国掟分畠方八石余・百姓持畠方四四石余の計一〇九石余で、粟で上納した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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