野坂山(読み)のざかやま

日本歴史地名大系 「野坂山」の解説

野坂山
のざかやま

野坂集落の南背後にそびえる市内第一の山。標高九一三・五メートル余。俗に敦賀富士という。越前・若狭の国境をなし、山頂に野坂権現を祀る。山麓よりおよそ一里半という。「敦賀志」は「毎年六月廿四日夜をこめて衆人此山に登る、一の嶽に至て旭日の出るを観、二の嶽・三の嶽・四の嶽に至りて小祠有権現と云、其南三四丁にして池有、常に水涸る事なし、嶽上初夏仲夏の頃迄雪尚残て、盛夏といへ共冷にたえず、晴渡る日ハ天外ニ富士峯を観るといふ、南に琵琶湖比叡愛宕・比良の山、東に伊吹、西に丹後斬途きれと、遥に伯耆大山を看、北ハ越の白山立山万里滄海を一瞬す」と記す。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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