日本歴史地名大系 「野尻野新村」の解説 野尻野新村のじりのしんむら 富山県:東礪波郡福野町野尻野新村[現在地名]福野町野新(のしん)、井波(いなみ)町野能原(ののはら)野尻野に位置し、北は焼野(やけの)村。慶長九年(一六〇四)隠尾(かくりよう)村(現庄川町)の南部九左衛門の三子六兵衛が移住して開発したとの伝承がある(南野尻村史料)。元禄一四年(一七〇一)の村名由来書(川合家文書)によると、明暦元年(一六五五)に野尻野・樋爪(といづめ)野、示(しめ)野(のちの高野新村、現庄川町)という三つの野を新開し、万治二年(一六五九)野尻野新村と称した。元禄三年には野尻野新村領野尻野が新開され、同六年より野尻又新(のじりまたしん)村と称された(同由来書)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by