野手崎城跡(読み)のでさきじようあと

日本歴史地名大系 「野手崎城跡」の解説

野手崎城跡
のでさきじようあと

[現在地名]江刺市梁川 館下

野手崎集落西方の烏帽子えぼし(通称お館山)中腹に築かれた山城高屋敷たかやしき館・小梁川こやながわ館ともいう。「葛西真記録」は及川勘解由を野手崎城主とする。「仙台領古城書上」は野手崎村に、「小屋敷城 東西四十四間・南北六十四間」と「中田城 東西二十八間・南北二十三間」の二城をあげるが、城主不明とする。葛西氏の属将の城であったとみられるが、規模は不明。天正一九年(一五九一)から伊達家臣中村九平治がふる館、大立目内匠が高屋敷館に居住したとされる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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