野村泰亨(読み)ノムラ ヤスユキ

20世紀日本人名事典 「野村泰亨」の解説

野村 泰亨
ノムラ ヤスユキ

明治〜昭和期のフランス文学者



生年
嘉永5年6月1日(1852年)

没年
昭和10(1935)年10月19日

出生地
江戸・西大久保

学歴〔年〕
大学南校〔明治4年〕卒

経歴
幕臣・野村勇之助方泰の子として生まれる。開成所を経て、大学南校で仏蘭西学を専攻中江兆民に師事した後、明治8年岡山師範学校に赴任。9年満期解任で東京に帰り、再び兆民の仏学塾フランス語を教授。のち陸軍士官学校教官としてフランス語を教え、23年退官し、その後は仏和辞書の編纂翻訳に当たった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「野村泰亨」の解説

野村泰亨 のむら-やすゆき

1852-1935 明治-昭和時代前期のフランス語学者。
嘉永(かえい)5年6月1日生まれ。幕臣の子。開成所,大学南校でまなぶ。岡山師範でおしえ,のち帰京して中江兆民の仏学塾でフランス語を教授。陸軍士官学校教官をつとめたのち,仏和辞書の編集にあたった。昭和10年10月19日死去。84歳。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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