最新 地学事典 「野田層群」の解説
のだそうぐん
野田層群
Noda Group
岩手県久慈地方の古第三系。上部白亜系久慈層群を不整合に覆う非海成層。礫質堆積物に富む。港層と久喜層に区分。礫岩に始まり,泥岩や中性~珪長質凝灰岩,石炭を挟む砂岩で終わる四つの上方細粒化堆積サイクルからなる。下位の3サイクルが港層に,上位の1サイクルが久喜層に当たる。泥岩からOsmunda・Sequoia・Taxodium・Musophyllum・Populus・Platanus・Viburunumなどの植物化石を多産。基底礫岩には流紋岩・流紋岩質凝灰岩礫が多量に含まれ,太平洋側から供給されたと考えられている。層厚350m。漸新統。佐々保雄(1932)命名。
執筆者:寺岡 易司・鎌田 耕太郎
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

