野積村(読み)のづみむら

日本歴史地名大系 「野積村」の解説

野積村
のづみむら

[現在地名]寺泊町野積

弥彦やひこ山系の西麓と日本海に挟まれた海岸集落。北部の海岸は岩石海岸で大河津おおこうづ分水による土砂の堆積以前の形態をとどめる。北は間瀬まぜ(現西蒲原郡岩室村)、南は大河津分水を挟んで白岩しろいわ村・寺泊町。端村須走すばしりが本村南方三〇町余にある。集落は南から北へはら荒谷あらや中浜なかはま内川うちかわ高屋こうや金沢かなざわいけしり大野積おおのづみと続く。正保国絵図に高二二五石余とみえ幕府領。慶安二年(一六四九)村上藩領となって以降の支配は寺泊町と同じ。貞享元年(一六八四)の郷村高辻帳では高一六三石八斗余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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