越佐史料(読み)えつさしりよう

日本歴史地名大系 「越佐史料」の解説

越佐史料
えつさしりよう

六巻 高橋義彦編 大正一四年―昭和六年刊

解説 越後佐渡古代・中世史料を「大日本史料」を範に編年集成したもの。昭和四六年刊の復刻では、総目次総索引別巻として付す。昭和六年高橋義彦の死によって刊行は中絶したが、天正一二年より明治四年までの未刊稿本は、高橋文庫として北方文化博物館に所蔵されている。

構成 巻一(神代―寛元元年)、巻二(寛元四年―嘉吉三年)、巻三(文安元年―天文一七年)、巻四(天文一七年―永禄一二年)、巻五(元亀元年―天正八年)、巻六(天正九―一二年)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

改訂新版 世界大百科事典 「越佐史料」の意味・わかりやすい解説

越佐史料 (えっさしりょう)

越後,佐渡両国の編年史料集。新潟市大形の地主高橋義彦が兄の吉田東伍の志を継ぎ,東京帝国大学史料編纂掛の渡辺世祐,花見朔巳,布施秀治らの協力を得て編纂。《大日本史料》に範をとり,綱文をたて史料を配する。第1巻(神代から)は1925年刊。31年第6巻(天正12年6月まで)を刊行したが,高橋の死により中絶した。草稿本(明治4年12月まで)は新潟県北方文化博物館に蔵する。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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