日本歴史地名大系 「野際新田村」の解説 野際新田村のぎわしんでんむら 福島県:南会津郡下郷町野際新田村[現在地名]下郷町野際新田音金(おとがね)村の東、加藤谷(かとたに)川上流域の段丘上と山地に立地。南境大(おお)峠の麓にある宿駅村。天和三年(一六八三)下野街道の五十里(いかり)宿(現栃木県藤原町)が山崩れによって埋没し、不通となったため、元禄八年(一六九五)会津若松から氏家(うじいえ)(現同県氏家町)までの新道(南山松川通)が開かれ、参勤交代・江戸廻米の道となった。その際、南倉沢(なぐらさわ)村と音金村の入会地に人馬継立のために当宿がつくられた(新編会津風土記)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by