量子化雑音(読み)りょうしかざつおん

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

量子化雑音
りょうしかざつおん

連続して変化するアナログ信号をデジタル信号に変換するときに生じる雑音をいう。アナログ信号をデジタル信号に変換するには、(1)標本化、(2)量子化、(3)符号化の三つの段階が必要である。
 標本化された値を限られた桁(けた)数の符号で表すには、実際の振幅値を切り上げ、あるいは切り捨ててもっとも近い数値で近似する必要があり、この過程を量子化という。この近似する際に、量子化された信号と元の信号の差分、すなわち誤差は、切り上げ、あるいは切り捨てた分に相当する雑音が加わったことと同等である。そのためこの誤差分を量子化雑音という。[坪井 了・三木哲也]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

世界大百科事典内の量子化雑音の言及

【パルス符号変調】より

…量子化とは標本化によって得られた標本値を,あらかじめ定めた有限個の振幅レベルのうちもっとも近いレベルで近似することである。近似により生ずる誤差は量子化誤差,あるいは量子化雑音と呼ばれる。量子化誤差はパルス符号変調を用いるシステムにとって不可避な品質劣化要因となるが,量子化のレベル数をある程度以上多くとることにより品質劣化を抑えることができる。…

※「量子化雑音」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について | 情報

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