金属転位論(読み)きんぞくてんいろん(その他表記)dislocation theory of metal

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「金属転位論」の意味・わかりやすい解説

金属転位論
きんぞくてんいろん
dislocation theory of metal

金属の塑性変形加工硬化,降伏現象,結晶成長などの諸物性を,転位論の立場から解明する学問領域。 1920年代の A. A.グリフィスの理論に示唆され,30年代 G. I.テーラー,E.オローワン,M.ポラニらによって基本概念が提出され,以後非常な進展をみた。転位の動きだけでなく,その交切相互作用による原子空孔積層欠陥,不動転位の形成,ひげ結晶生成,G-P帯形成による時効効果,金属の凝固相転移熱処理根本など,その理論は非常に広範にわたっている。 60年以後超高圧電子顕微鏡が開発されて以来,転位の運動を実際に観察できるようになり,従来仮説とされていた諸理論が次々に実証され,その進展はめざましいものがある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

昆虫綱半翅目(はんしもく)同翅亜目セミ科Cicadidaeの昆虫。体長は雄32~39ミリメートル、雌23~28ミリメートル。体は黒色で、茶色や緑色の斑紋(はんもん)がある。雄の腹部は大きく、空洞で、発...

ヒグラシの用語解説を読む