金杉惇郎(読み)カナスギ ジュンロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「金杉惇郎」の解説

金杉 惇郎
カナスギ ジュンロウ


職業
俳優 演出家

本名
金杉 又夫

生年月日
明治42年 7月21日

出生地
東京都

学歴
慶応義塾大学仏文科卒

経歴
築地小劇場などを経て、昭和6年妻の長岡輝子らと劇団テアトル・コメディ主宰フランス風俗喜劇を上演し、11年に解散ムーラン・ルージュオペラ演出を行う。遺稿集に「四季の劇場」がある。

没年月日
昭和12年 10月25日 (1937年)

家族
妻=長岡 輝子(女優・演出家)

伝記
ふたりの夫からの贈りもの 長岡 輝子 著(発行元 草思社 ’88発行)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「金杉惇郎」の解説

金杉 惇郎
カナスギ ジュンロウ

昭和期の俳優,演出家



生年
明治42(1909)年7月21日

没年
昭和12(1937)年10月25日

出生地
東京

本名
金杉 又夫

学歴〔年〕
慶大仏文科卒

経歴
築地小劇場などを経て、昭和6年妻の長岡輝子らと劇団テアトル・コメディを主宰。フランスの風俗喜劇を上演し、11年に解散。ムーラン・ルージュやオペラの演出を行う。遺稿集に「四季の劇場」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の金杉惇郎の言及

【新劇】より

…川口一郎(1900‐71),田中千禾夫(ちかお)(1905‐95),小山祐士(ゆうし)(1906‐82),内村直也(1909‐89),森本薫ら,市民生活の哀歓を心理的せりふの躍動で描く劇作家たちの出現である。また同じころ(1931‐36),金杉惇郎・長岡輝子夫妻の主宰する〈テアトル・コメディ〉もフランス近代心理劇を上演し,飯沢匡(1909‐94)らの劇作家を生みだした。 築地座は1936年2月に解散にいたるが,それが母体となって翌37年9月,〈文学座〉が結成される。…

※「金杉惇郎」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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