金森目村(読み)かなもりめむら

日本歴史地名大系 「金森目村」の解説

金森目村
かなもりめむら

[現在地名]羽黒町金森目

ささ川右岸にあり、南は川行かわつら村・なか村。金森村とも称した。現在、野口姓の家が多いが、これは慶長年間(一五九六―一六一五)当村が開かれた際に祈願の御師として迎えられた山伏清海が、羽黒山の野口のぐちの観音堂の分霊を奉じて山を下り住み着いたためとか、享徳年間(一四五二―五五)に野口左衛門二郎が不毛の地であった当地を開いたためなど(「泉村基本調査」笹川土地改良区史)諸説がある。元和八年(一六二二)の酒井氏知行目録に村名がみえ、高三二一石余。寛永元年庄内高辻帳では高三四六石余、正保郷帳では田方三四五石余・畑方二二石余。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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